
ポール・ソロモン著作
ポール・ソロモン著作

私たちの世界はすべて愛のエネルギーで成り立っているのである、というのが彼の洞察である。また、 光と生命と真実と愛は同じものであるとも言った。この時の愛とは感情的な愛とは少し違うかもしれない。もう少し深い。
彼は感情としての愛についても、無条件の愛を希求した。それは一つの理想であるかもしれないが、どうやったら無条件の愛で生きることができるのかが、本書に述べられている。
その追求は、カバラ的に言えば源に帰ってゆくことであり、私たち自身が創造主になることでもある。
この本は、愛と恐れの考察を通じて、私たちの人生を深く生き抜くことを教えてくれている。私たちは皆クリエイターなのだ。
皆オールライトなのだという彼のメッセージは、それ自体愛に満ち、私たちを勇気づける。彼は自らの生き様でそれを示そうとした人であった。
訳者あとがきより

私は、変容のための数多くのツールおよび応用心理学のテクニックが、これまで宗教によって専有されてきたと心から信じている。
私は宗教を、 「人間が自らのイメージのなかで創り上げた神」と定義する。
人間の潜在的可能性および形而上学について学ぼうとする熱心な探求者は、しばしばドグマまたは宗教臭のあるものに対して拒絶反応を示している。そのため、ときには非常に効果のあるツールを見逃す可能性もあり得る。
私にとっては「高位の自己」(Higher Self)、「創造的源」(Creative Source)および「神」 は互いに互換性のある言葉であることに注意を向けてほしい。
「内在する助言者」(Inner Self Helper),「キリスト」および「生ける愛」(Living Love) も互換性のある言葉である。
この本のなかで愛という言葉が「愛」とカッコつきで出てきたら、それは神またはキリストという言葉と置き換えることができる。どうか、あまり宗教的にとらないでほしい。この本は「メタ・ヒューマン」を実用的な見地からとらえようとしたものであり、あなたの内なる可能性を完全に発揮して生きて行くよう、励ますために書いたものである。』



