ゼブ・ベン・シモン・ハレヴィ著作

『カバラ入門 生命の木』

ゼブ・シモン・ハレヴィ著 松本ひろみ訳

カバラの〈生命の木〉は二千年もの間、我々と共にある。 どの時代にもその時代独自の解き方があるが、この本は現代の言葉で解こうとするものであり、その花の咲く時が来るのは次の時代になるかもしれない。

〈生命の木〉は『絶対』と『宇宙』と『人間』の相似形である。その根はこの地を深く貫き、枝の頂きは天井の高みにとどく。 天と地の交わるところにある人間はその創造主の似姿である。

完璧ではあるが、十分には理解されることのない〈生命の木〉、そのミニチュアである人間は、天使より低きにいるとしても、自ら自分自身の〈生命の木〉を高く登ることを選び、究極の果実を手に入れることができる。

(ロンドン5731)

『カバラの仕事 

その目的と方法』

ゼブ・シモン・ハレヴィ著 松本ひろみ訳


まえがき

カバラに出会うことと、カバラの仕事をすることは別のことです。

多くの人は、道を歩み始めたとしても、目新しいことがなくなると、飽きて、引き返してしまいます。

大きな進歩のあとに、何も見いだせなくなると、その倍も後退してしまう人たちもいます。

〈統合の仕事〉に奉仕する人たちだけが秘教を伝授されます。

カバラが明かすことを顕現させたいと望む人たちだけが、イニシエート(秘教を伝授された者)となるでしょう。

統合の仕事のプロセスは、肉体 、魂、霊を統合すること以外の何ものでもありません。

それらを統合することによって、内的世界と外的世界の交感が可能になり、私たちは洗練された 器となってゆくのです。

それが成されると、神性は、地上のアダムによって知られるのです。

その愛の労働によって、宇宙は絶対を映し出していきます。

神性の似姿である人間が、神性が見つめているのを認識するとき、神は神を自覚します。

すると、宇宙的周期が完了します。

この目的のために〈聖なるお方〉を援助することがカバラの仕事です。

5742年 冬

『図説 カバラ世界入門』

ゼヴ・ベン・シモン・ハレヴィ著ギレスピー新村峯子訳

〈神の計画〉は、いったんその原理が見え、それに従って行動を取れば、自明なことになる・・・

147枚の図を使って〈存在〉の起源とその目的(つまりく存在〉が存在する理由)、そして〈創造〉が繰り広げるドラマの中で<絶対〉が目標としていることは何か、それを解説する渾身の一冊!

目次

1章起源

2章 神話

3章 霊系統

4章 初期の歴史

5章 後期の歴史

6章 大宇宙

7章超自然

8章 小宇宙

9章 進化

10章(教)師、先生

11章 (魂の) 学校

12章 理論

13章 実践

14章 自己実現(悟り)

15章 帰還(回帰)

『カバラの道 生命の木

ゼブ・シモン・ハレヴィ著 

松本ひろみ訳

誰もが何かを求めている。

ある人は安全を求め、またある人は快楽を求め、また権力を求める。

そうして夢を追い求める者もいれば、何を求めているか理解できないでいるものもいる。

しかしまた、追い求めているものが分かっていても、

この世では見いだせないことを知っている人もいる。

このような人々のために、先人が鍵を置いて行ってくれている。

それを受け取る目と耳を持つものにとって、その足跡は至るところにある。

この印の意味が真剣に受け取られるようになると、〈摂理〉はこの自然界から 超自然界への扉を開き、束の間の世界から 永遠の世界への梯子を明らかにする。

これをあえて上ろうとするものは、カバラの道を歩くことになる。

ザデク 義人−熱烈に成長を望む人

この〈木〉においては マルクートの世界から上がってきた成長を熱望する人と、マギや霊的教師との関係を示している。その間を結ぶものが ザデクとか正直な人である。

〈木〉の両側は神への恐れと愛の道であり、中央が聖なる柱、知識の道である。

『魂(カバラ)の学校 その道程と陥穽』

ゼブ・シモン・ハレヴィ著 

松本ひろみ訳

精神的成長は個人で取り組んでいる限り限界がある。

ある点に至ると未知の世界に入るために、道は不明確になる。ここに助けが必要となる。

しかし偶然提供されるものは、時に不必要な場合もある。

あまり経験のない霊的探求者は、必ずしも悪いものと良いものを見分けることができるわけではない。

よく言われることだが、支えてくれる仲間と役に立つ地図こそが必須のものである。

つまりしっかりと確認されたテクニックと、信用にたる案内人が必要である。

なぜなら霊的成長の道には準備が整っていない者をそこから出られないようにする、試練やテストが待ち構えているからである。

カバラの学校は〈自然界〉と「霊の王国」の間の難所を安全に通過するための、護送船団のように設計されているのである。

その上、修行と輸送のための方法として、学校 そのものが人々によって形成されることができる方法であり、それを師がチェックしつつチューター(サポート役)が指示を出すという形態をとる。

それは参加者の知識と経験の総体以上のものを含みうる〈乗り物〉となる。

それ以上に、自覚ある人々が構成する〈乗り物〉は 、〈上〉の領域に入ることができるだけではなく、彼らの活動を〈世界〉に影響を与える宇宙的出来事に変容させるように、精霊(Holy Spirit)を降ろすことにもなる。

この顕現してきた流れこそ、すべての秘教の活動体の仕事であり、霊的教えの鎖につながるものなのである。

このような流れの一つとしてカバラの学校は、古代の伝統につながるだけでなく、世界的な 霊的組織のネットワークにも属し、その仕事はそれぞれの世代の内的世界を潤し、そして聖なる御方の庭で育ち、花開くのである。


ロンドン 5742年 春

『カバラの宇宙』

ゼブ・ベン・シモン・ハレヴィ著

ギャレスビー・新村峰子 訳


カバラは精神の奥底にさす一条の陽光である。

神とは? 大宇宙は如何に流出し、その仕組みと作業は? 天使とは? 悪とは? 人間存在の意識は?その

他多くの疑問に対しユダヤ密教の観点を壮大なスケールで展開した宇宙論魂の旅路の道標を求める者にも必須の書。 (新体道創始者)

目次

1象徴と現実20

2 「初め」以前26

3顕現32

4神性42

5分離58

6不完全70

7創造の日々78

8七レベルの天

9天に住むもの、

10イェツィラー:天使界!18

11アシヤー1物質界138

12アシヤー:白然界148

13悪166

14下降(フォール) 180

15受肉192

16自然界(この世)の歴史202

17肉体と心(心理界)2!4

18天体

19運一一般人の運238

20個人特有の定め一宿命252

21ギルグリム(輪廻転生)262

22神の摂理と人間の自由意志274

23超自然知識2g0

24トラーー教義(教え)302

25魔術と奇跡3!4

26一体化の作業330

27日々の終わり346


タイトル

『占星学とカバラ』

ゼブ・シモン・ハレヴィ著

丹羽敏雄 訳

前書き

どの人生にも特有のパターンがある。 ドラマに満ちた人生があり、穏やかな人生もある。 

幸運に恵まれて見えるものもあれば、不運に呪われているかに見えるものもある。 

どうしてこのようなことが起きるのか。 そして 多くのものが次のように問う。 

一連の出来事を予め定め、人生の歩みの中で起きる危機を引き起こすものは何なのか。 

占星学者はあれやこれやの天体配列の影響を詳述するが、実際のところこれらが私たちにどのように影響するかについては、その根拠や仕組みをめったに明らかにしてくれない。

占星学の背後にあって、運命の解析に霊的次元を付け加え、神的目的を指し示す古くからの教えの中に、その答えは見出されるであろう。

ロンドン 1999年秋